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とちぎの文化財

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1998.01.16

【専修寺のシダレカツラ】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:真岡市
  • 区分:記念物(天然記念物)
  • 種類:指定

(せんじゅじのしだれかつら)

●指定年月日

平成10年1月16日指定

所在地

真岡市高田

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

専修寺

●文化財概要

 この木は専修寺庫裡の中庭にあり、周囲には、コウヨウザンが1本あるのみで、障害物が少ないため、生育状態も良く、垂れた先は地面近くまで下がっている。明治35年頃、御殿を再建したときの落成記念として、専修寺の末寺で岩手県北上市和賀町横川目にある「選擇寺」から寄進されたものと伝えられ、推定樹齢は90年である。
 カツラはカツラ科の雌雄異株の髙木で、全国の山地に自生しており、県内でも、日光や塩原など深山に多く見られるが、シダレカツラは岩手県盛岡市で3本が国指定天然記念物に指定されている他には見られず、非常に貴重なものである。岩手県盛岡市の国指定天然記念物に指定されているシダレカツラ3本は、目通り周囲が2.46m・2.94m・3.58mの大木で、岩手県大追町の山中で発見されたものが大追町岳の妙泉寺に移植され、このひこばえが盛岡市の竜源寺ほか2ヶ所に植えられたものと言われている。
 専修寺のシダレカツラは、岩手県北上市和賀町から移植されたものであり、盛岡市の竜源寺の木に由来するものと推定される。