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1970.07.03
【打掛】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(うちかけ)
●指定年月日
昭和45年7月3日指定
●所在地
足利市小俣町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
(1)縮面 納戸色地 身丈180.0cm
左袖 白牡丹を染抜き、紅紫の牡丹を刺繍
右袖 白牡丹、若松、梅花を染抜き紅紫の牡丹と紅梅を刺繍にてあらわす。後見ごろ中央には松林中に隠見しつつ落下する滝を描き、紅紫牡丹、紅梅を刺繍にして表す。滝の周辺の岩には金糸の刺繍にてアクセントをつけている。白牡丹、白梅、松葉は染抜き。
(2)縮緬 鴇色地 身丈180.0cm
背部、松竹梅に鶴(上部)亀(下部)を刺繍する。
鶴の羽、竹幹、海亀等は金色にて刺繍する。松葉竹葉の緑梅花の白の刺繍は見事である。
2枚の打掛けは徳川幕府水野大老の奥方の着用していたものを拝領したものという。江戸時代中期の染織技術の一端を知ることのできる好資料である。