（にっこうのひめこまつ）

●指定年月日

昭和32年6月30日指定

●所在地

日光市御幸町

●アクセス方法

●公開状況　　

●所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

　樹高２．１メートル　目通周囲３．３メートル　枝分かれ東の一枝周囲０．４メートル　西の一枝１．１メートル　南の一枝０．４メートル　北の二枝０．６メートルと０．９メートル　枝張り東西１３メートル　南北１５メートル　根部約０．６メートル盛り上がる。投影面積１７２平方メートル
　ヒメコマツ（別名ゴヨウマツ）の傘作りは県外でも各地にあるが、これは大きい方で、これほど大きいヒメコマツは珍しい。表通りから、密集した家の間の狭い通路を少し入ったわずかな空き地に植えてある。
　この場所は江戸時代以前は誰かの庭園とも伝えられているが詳細は不明である。人工的に支柱で四方に枝を導き、水平に枝を広げてある。なお、このあたりは地名を屋敷跡といい、近世には日光山の施薬家療院の屋敷があったというから、この老松も由緒があるものかもしれない。