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とちぎの文化財

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2021.02.04

【旧岡崎家住宅隠居屋】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:登録

(きゅうおかざきけじゅうたくいんきょや)

●指定年月日

令和3年2月4日指定

所在地

足利市通

アクセス方法

JR両毛線足利駅から徒歩約10分

公開状況  

随時

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

木造2階建、瓦葺、建築面積111㎡、昭和11年建築
当家の初代岡崎治三郎は明治28(1895)年に糸商を始め、足利町会議員、織物同業組合役員、足利銀行役員などを歴任した人物である。
隠居屋は、息子である岡崎信次郎(二代目治三郎)が昭和11(1936)年に母スイのために建てたものである。和洋の組み合わせによる典型的な近代和風建築(和洋併置型住居)の外観を呈している。洋室も含めて内装の造作も当初のまま、おおむね良好に維持されている。
建主と建物の沿革についても概ね明らかであり、建築当初の図面や棟札によって建築年代も確認できる。
また、設計を担当した株式会社小川組は市内の数多くの顕著な建物の建設をしており、これら一連の建物とともに本建物は足利地域の建築技術の歴史を語る上で重要である。
隣接する石蔵とともに足利市の織物産業の隆盛を伝える。