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とちぎの文化財

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1968.03.12

【木造 不動明王坐像】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:さくら市
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(もくぞうふどうみょうおうざぞう)

●指定年月日

昭和43年3月12日指定

所在地

さくら市氏家

アクセス方法

 

公開状況  

公開(有料)
さくら市ミュージアム荒井寛方記念館にて展示

所有者又は管理者

さくら市

●文化財概要

 ヒノキ材、木造寄木造、彫眼で顔面は胡粉彩色。木造坐像では関東甲信越髄一の大きさを誇る。
 各部分は内部にほぞ穴が見られるように廃材も利用した小材を組み合わせ、体内の構造で全体の形を保っている。臂釧の文様などから、光明寺にある青銅 不動明王坐像の鋳型と考えられ、頭部、胸部、腹前(地付きまで)、前膊部(三角材)、膝前、腕等の各部分が分離できるのは、分鋳を行うためのものと思われる。
 鋳造の型は、本来仏像が完成されたときに壊されるものであったが、なんらかの理由により現在まで保存され、鋳造史を考える上でも貴重な資料である。