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1996.08.20
【木造 仮面】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(もくぞうかめん)
●指定年月日
平成8年8月20日指定
●所在地
日光市中宮祠
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
二荒山神社
●文化財概要
日光山には現在250点前後の仮面が確認されており、古いところでは平安末期の行道面や鎌倉時代の舞楽面がある。
連歌師の柴屋軒宗長の「東路のつと」によると、永正6年(1509)日光山に来た時、猿楽師宮増源三が同席して謡や舞を演じたとある。
また宇都宮二荒山神社の「造営日記」によると、社殿の造り替えの際に能や狂言、田楽など演ぜられているが、日光山から招かれた田楽師の実相坊や宝蔵坊が奉納の舞を演じている。恐らく彼らは日光在の芸能集団の者であろう。
日光山に伝来する面は大半が室町中期から江戸中期にかけてのもので、様々の祭礼や仏事に奉納され使用されてきたものである。
日光山に伝来する仮面は紀年銘のあるものや古い様式を伝えるものが多く、全国的に見ても質・量ともにレベルの高い作品群である。
このうち日光二荒山神社に伝存するものは今回申請された20面である。