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とちぎの文化財

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1978.01.31

【木造 十一面千手観世音菩薩立像】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:栃木市
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(もくぞうじゅういちめんせんじゅかんのんりつぞう)

●指定年月日

昭和53年1月31日指定

所在地

栃木市大平町西山田

アクセス方法

JR両毛線大平下駅から約2.5㎞、車で約4分・東武日光線新大平下駅から約4km、車で約7分

公開状況  

公開
常時見学可

所有者又は管理者

清水寺

●文化財概要

下野坂東第26番である当観音は、古来より「滝の観音」として広く信仰された。所有管理者である清水寺(西山田)の伝承によると、奈良時代の僧・行基の作とされていたが、制作年代は昭和63年の保存修理時の調査により、鎌倉時代の文永2年(1265年)であることが墨書銘によって確認されている。彫眼・面長で額には白毫がはめこまれ、胸には銅板切り抜きの瓔珞が飾られる。頂上仏(如来相)、王冠台上地髪菩薩相、牙上出相、瞋怒相等は残るが、大笑面は欠けている。

※白毫・・・・・・仏の額にある。光を放つという白色の毛。
※瓔珞・・・・・・仏の首や胸などにたれかけられた飾り。宝玉や貴金属を連ねて造られる。