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とちぎの文化財

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1950.08.29

【木造 千手観音及両脇侍像】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:矢板市
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(もくぞうせんじゅかんのんおよびりょうわきじぞう)

●指定年月日

昭和25年8月29日指定

所在地

矢板市長井

アクセス方法

JR矢板駅よりタクシーで20分・矢板インターより車で25分

公開状況  

 
千手観音は秘仏で60年に一度公開

所有者又は管理者

寺山観音寺

●文化財概要

 重要文化財の千手観音像は、寄木造木彫の仏像で、寺山観音寺中興の祖といわれる徳一僧都の頃、平安時代初期(弘仁末期)頃の作といわれる。
 光背に聖観音、十一面観音、馬頭観音、准胝観音、楊柳観音、地蔵菩薩像を配し、全国的にも数少ないものの一つで、吹上げ蓮弁(64枚)の台座の上に仏像が安置されている。仏像は「カツラ(桂)」、台座は「ホウノキ(朴)」製である。
 秘仏で60年に一度しか御開帳しないというもので、保存もよく、1600年代に一度修理しただけである。

脇侍  毘沙門天立像、不動明王立像
 両立像とも国の重要文化財である。毘沙門天立像は寄木造。不動明王立像は一木造で天平様式である。
 両像とも平安時代初期のもので作者不明、一見素朴に見えるが特殊な刀法芸術の彫刻でみごとである。
 天台宗では、観音菩薩の前立として毘沙門天、不動明王の二仏が守護する役目をもっている。寺山観音寺は、この時代には天台宗であったらしい。