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2001.08.17
【木造 大日如来坐像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞう だいにちにょらいざぞう)
●指定年月日
平成13年8月17日指定
●所在地
足利市家富町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
鑁阿寺
●文化財概要
頭部に高髻を結って銅板製鍍金の宝冠を頂く。身には条帛に裳をまとい、銅板製鍍金の胸飾に腕釧、臂釧(欠失)を付け、定印を結んで結跏趺坐する胎蔵界の大日如来坐像である。正面の地髪部は毛筋彫り、背面はまばら彫り、白毫相、三道相、耳朶を貫通する。寄木造、玉眼、肉身部金泥塗、衣部漆箔。木製、玉眼嵌入、肉身部は丹下地金泥塗、衣部は漆箔仕上げである。
木寄法は頭部の耳の前後で矧ぐ。体部は前後二材矧ぎ、両腕は両肩さがりと臂、手首で矧ぐ。それに膝前と裳先に別材を矧付ける。衣文線の彫りは浅いが頭・体部ともに奥行があり、肩幅広くゆったりとした像容である。また目鼻立ちもおだやかで、丁寧に刻まれた地髪部のふくらみなど鎌倉時代の作である。