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とちぎの文化財

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1957.08.30

【木造 延命地蔵菩薩坐像】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:那珂川町
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(もくぞうえんめいじぞうぼさつざぞう)

●指定年月日

昭和32年8月30日指定

所在地

那須郡那珂川町馬頭

アクセス方法

自家用車・国道293号馬頭町市街地を黒羽方面へ100m。バス・JR烏山線烏山駅からバス40分馬頭院前下車徒歩5分・東野バス宇都宮駅入口から2時間南町下車徒歩5分

公開状況  

公開
常時公開

所有者又は管理者

馬頭院

●文化財概要

馬頭院は健保5年(1217)、光宝上人が開基し、正和元年(1312)に光範上人が延命地蔵菩薩を本尊として「地蔵院十輪寺」建立したと伝えられている。鼻や口は小さく、目を伏せた丸顔の地蔵尊で、藤原時代の様式が残され、鎌倉時代前期の作とされている。台座、光背、錫杖等は後の時代のものである。頭部は鼻の真ん中を通って縦に矧ぎ、体くもまた中央で左右二つに矧ぎ、さらに左右を肩から袖にかけて縦に矧いでいる。膝部には太い横木を用い、全面の衣の端は別板をもって表している。袈裟のひだは浅く丸みは表現されていない。像の側面観は偏平ではあるが、肩から胸の肉付きはよく、衣も肌に密着している。