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1958.04.25
【木造 聖観音菩薩立像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:宇都宮市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうせいかんのんぼさつりつぞう)
●指定年月日
昭和33年4月25日指定
●所在地
宇都宮市西刑部町
●アクセス方法
JR宇都宮駅より関東バス東汗行き前田内バス停下車徒歩25分
●公開状況
公開
公開(要事前連絡)
●所有者又は管理者
観音堂
●文化財概要
像高245cm、カヤ材を用いた一木造り(両腕は別材)で彫眼の、平安時代の優れた大型の仏像である。左手では腹前で持物(じぶつ・本像は蓮の花)を持ち、右手は印を結んでいる。腰を右側にひねって左ひざを軽く曲げ、一歩踏み出して立つ姿勢をとっている。それが全体的な躍動感を見る人に与える結果となっている。背面に背刳り(せぐり・背面をくり抜くこと)を施し、別材を当てている。頬や下あごのはった顔部、肉付き豊かな胸の厚みなどは力強さを感じさせる。なお、本像は全体的に痛みが甚だしかったため、昭和55年(1980)に修理事業を行った。地元では『大関観音』として親しまれている。