SEARCH
文化財検索
1996.01.16
【木造 薬師如来坐像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:栃木市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうやくしにょらいざぞう)
●指定年月日
平成8年1月16日指定
●所在地
●アクセス方法
JR栃木駅から約2㎞、車で約5分
●公開状況
要予約
●所有者又は管理者
牛来寺
●文化財概要
左手を膝上に置き楽壷を持つ通形の坐像である。穏やかな目鼻立ち、まとまりのよい体部、細かく切り付けた螺髪、彫が浅く平行して流れる衣文線など、全体的に美しく整えられた定朝様式の特徴を備えた仏像である。
衣文部には制作当初の布貼りが残っており、錆漆による本格的な仏像であったことがわかる。現状は漆箔、彩色が後世のもので、像抵部に板が打ち付けてあり、材質・木寄法の詳細は現状では不明である。また、後世に彫眼を玉眼に改変した可能性もあり、面相の表情にも幾分固さがある。しかし、側面から見るとふくよかで張りもあり、優作である。
(像高) 62㎝