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1983.08.19
【木造 薬師如来坐像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうやくしにょらいざぞう)
●指定年月日
昭和58年8月19日指定
●所在地
足利市川崎町
●アクセス方法
JR富田駅から車で約20分
●公開状況
非公開
●所有者又は管理者
薬師寺
●文化財概要
像高49.0cm
寄木造り、漆箔を施した坐像で蓮華座の上に坐る整った像容である。肉髻は高く盛り上がり、螺髪は小粒に刻出されている。二重白亳で髪際は水平であり、彫眼であるが後世の修補により瞳孔は異常に大きく彩色されている。高い肉髻、彫りの浅い衣文、低い膝高など総体的に定朝様の形式、技巧等が見られるが、眉の曲線の反りが深く、目尻は上がっている。また、口元は上唇が下がり、下唇が薄くなっており、両手の指も細く、藤原末期、鎌倉時代初期の作域を示す。台座、光背は江戸時代の後補である。