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1956.06.15
【木造 薬師如来坐像・脇侍・十二神将】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:鹿沼市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうやくしさんぞんぞう・わきじ・じゅうにしんしょう)
●指定年月日
昭和31年6月15日指定
●所在地
●アクセス方法
JR鹿沼駅東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「木喰堂」下車
●公開状況
毎月第2日曜日9:00~正午
●所有者又は管理者
等持院
●文化財概要
本像は破損も少なく、所々に彩色を残しています。薬師像の背面には「安永九子十二月八日四ツ時」「日本廻国行者行道 同弟子白道」などの墨書銘があります。行道とは遊行僧木喰のことで、56歳のとき千体仏造像を発願し日本回国をしました。これらの像は、その途中、安永9年(1780)から翌年にかけての約5カ月間、栃窪に滞在したときに製作されたものです。木喰は微笑仏と形容される特異な木彫の仏像を北海道から九州まで残しています。しかし栃窪での滞在期間に造像したものは、初期の63歳の作であるため、特徴はそれほど明確にはあらわれていません。とはいえ、木喰仏らしく、稚拙な表現の中に感情の率直な表出と生気の充溢が感じられます。