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1970.11.20
【木造 釈迦如来坐像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうしゃかにょらいざぞう)
●指定年月日
昭和45年11月20日指定
●所在地
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
大雄寺
●文化財概要
像高141.5センチメートル、肩幅56センチメートル。構造は、寄木・玉眼・白ごう欠・漆箔脱落である。鎌倉時代の作である。本像は、高い宝髻に透彫鍍金の冠をいただき、定印を結んで蓮華台上に端然と結跏不坐し、静慮に入った修行釈迦の姿である。美しいが一種の鋭さをもった上瞼をやや伏せ、唇を強く結んだ表情には、森厳なものが漂っている。肩高く胸広く、両肩を蔽う衣下の肉体は充実して偉丈夫の体くを示している。両肩・両袖のひだは自然の丸みを帯びている。掌や指の筋や爪などの細部にも写実の精神が行き
亘っている。刀法もかなりの冴えをみせている。頭部は耳の直後と中央にて矧ぐ。宝髻は別木にて作り取り付ける。台座は一段葺の蓮弁・反花共に簡素にして力強く蹴込つき円形框座と共に鎌倉時代の様式を保っている。