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1990.01.26
【木造 阿弥陀三尊像(阿弥陀如来立像、観音菩薩坐像、勢至菩薩立像)】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:益子町
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうあみださんぞんぞう(あみだにょらいりつぞう、かんのんぼさつざぞう、せいしぼさつりつぞう))
●指定年月日
平成2年1月26日指定
●所在地
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
地蔵院
●文化財概要
(阿弥陀如来立像)
桧材の寄木造り、玉眼嵌入の漆箔像である。
中尊は、通形の阿弥陀如来立像である。
顎を引き締めてうつむきかげんに立つ姿は、後補の銅紛塗料のせいもあるがやや暗い表情である。
また、目鼻立ちの肉付けにも厚塗りのため、若干デリケートさにかけるかに見える。
しかし、後補の漆箔を透かしてよく見ると目線の微妙なうねりや鼻筋が通った意思的な彫刻など並の作でないことが分かる。
(観音菩薩座像・勢至菩薩立像)
二尊とも、桧材の一木割矧ぎ造り、玉眼の漆箔像である。
顔や胸に近年の黒っぽい銅紛塗料が塗ってある。
切れ長で目尻の吊り上った目や、肩から胸、腹部にかけて厚みと張りがあり、衣文の襞の彫りも太く強く全体にボリュームのある像である。
なお、三尊の台座及び中尊の光背は鎌倉期の作であり、一部欠失している部分もあるが、良質の金箔を使用しており良作である。