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1963.06.18
【木造 阿弥陀如来立像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:大田原市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうあみだにょらいりゅうぞう)
●指定年月日
昭和38年6月18日指定
●所在地
●アクセス方法
東北新幹線那須塩原駅下車、町営バス那須塩原線15分「蜂巣十文字」下車徒歩10分
●公開状況
●所有者又は管理者
西教寺
●文化財概要
木造阿弥陀如来立像 黒羽町余瀬 西教寺
像高七八センチ、寄木、玉眼、西教寺の本尊である。全身金泥、法衣には唐草・亀甲・麻の葉つなぎ・宝相華・法輪・竜に宝株・珠・瑞雲などの文様を蒔絵にして表わした。稀に見る巧緻にして華麗な仏像である。植付と思われる小粒の螺髪の美しさ、飜える衣の薄く軽やかなる、手首・足先の優しく雅やかなる、凡ては西方極楽浄土と、四八の本願によって、ことに住し、吾らに永遠の救いの手をさし伸べられる阿弥陀如来の大慈・大悲を如実に表現しようという意図から生れたものであろう。衣文の装飾に漆の盛上げが行われるようになったのは鎌倉後期であるが、さらに蒔絵に施すようになったのは、室町時代からである。本像の制作年代は、文様や工芸的手法や、相好などから見て江戸初期と考えられる。