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文化財検索
2006.06.09
【木造顕智坐像 附 木造真仏坐像】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:真岡市
- 区分:有形文化財(彫刻)
- 種類:指定
(もくぞうけんちざぞう つけたり もくぞうしんぶつざぞう)
●指定年月日
平成18年6月9日指定
●所在地
真岡市高田
●アクセス方法
真岡鉄道久下田駅より車利用約10分
●公開状況
●所有者又は管理者
宗教法人専修寺
●文化財概要
顕智(生没年不群)の肖像彫刻。専修寺御影堂内に安置される。像高85.4cm。
顕智は、親鸞の弟子真仏に師事し、専修寺三代目となる。延慶3年(1310)7月4日に所在を失したといわれこの日を命日とする。像内頭部に延慶三年八月二十四日の銘があり、命日といわれる日から51日目に当たるので、本像は七七忌日を意識してつくられたことが分かる。すなわち製作開始はまだ存命中だったと思われ、真宗肖像にあってきわめて稀な寿像である。上記の銘のほか、道恵、円慶等の銘がある。道恵は絵仏師、円慶は仏師と考えられる。また、彫刻の写実的面貌あるいは質素な袈裟などから、像主を前にして造立されたことが推定される。
なお、顕智の師である真仏の像が併置されており、これを附とする。
1枚目の写真が顕智、2枚目は真仏。