（とうぶてつどうこさごええきぷらっとほーむ）

●指定年月日

平成29年10月27日指定

●所在地

日光市鬼怒川温泉大原

●アクセス方法

東武鬼怒川線小佐越駅構内

●公開状況　　

公開

●所有者又は管理者

東武鉄道株式会社

●文化財概要

小佐越駅は、大正１３年（1924）１１月１１日も開設された。昭和５年の建設。

駅本屋の正面（西側）に位置しており、全長98ｍ、幅員約4.7～1.9ｍの島式乗降場である。構造形式は、盛土であり全長98ｍに玉石積の擁壁が使われている。乗降場の笠石部分は、乗降場を扛上した工事の痕跡が残っている。
鬼怒川線の建設にあたっては、鬼怒川等で産出される「玉石」を建設資材として使用したことが判明している。そのため、プラットホーム擁壁にもその玉石が使われた可能性が十分考えられる。
通常、同時期の盛土式プラットホーム建設に際しては、「大谷石」などを平積にすることで擁壁を構築している。玉石積プラットホームは、東武鉄道線においても鬼怒川線にのみ見られる工法であり、同路線の建設における特徴を示しており開業時の姿を伝える貴重な鉄道施設である。