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とちぎの文化財

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1982.08.27

【東照宮本殿 附 建築図棟札及び保管箱】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:佐野市
  • 区分:有形文化財(建造物)
  • 種類:指定

(とうしょうぐうほんでん つけたり けんちくずむなふだおよびほかんばこ)

●指定年月日

昭和57年8月27日指定

所在地

佐野市金井上町

アクセス方法

JR両毛線佐野駅車10分東武佐野線佐野市駅徒歩15分東北自動車道佐野インター車25分

公開状況  

 
事前連絡が必要

所有者又は管理者

惣宗寺

●文化財概要

 徳川家康の棺が久能山から日光へ遷送される途中、元和3年(1617)春日岡山惣宗寺に一夜安置された因縁により、惣宗寺の願いによって文政11年(1828)に造営された。棟梁平内山城藤原吉久の描いた図面も残っている。
 木造一間社入母屋造りで、四手先の出組で高欄を受け、上部組物も四手先の詰組である。高欄には龍をからませ、向拝柱は龍の丸彫りになっているなど、建物のあらゆる空間を彫刻彩色や飾り金具で装飾している。また、屋根の四方唐破風や、前後の千鳥破風の形式は日光東照宮の陽明門や唐門の技法を多分に取り入れるなど、江戸時代後期の精緻な技巧を駆使した装飾彫刻建築の典型である。