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1951.06.09
【東照宮東西透塀】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(建造物)
- 種類:指定(国宝)
(とうしょうぐうとうざいすきべい)
●指定年月日
昭和26年6月9日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
JR・東武線日光駅から2㎞。駅から東武バス「表参道」下車。
●公開状況
公開(有料)
●所有者又は管理者
東照宮
●文化財概要
日光東照宮は元和3年(1617)の創建で、神君徳川家康公を祀る霊廟である。古来より日光は神仏習合の霊場であり、輪王寺及び二荒山神社等の諸堂宇が建立されていたが、既設の諸堂社を移建し、造営したのもである。その後、寛永13年(1636)に三代将軍徳川家光公によって所謂寛永の大造替が行われ、現在の姿になった。
東照宮は当時のあらゆる文化を取り入れ、美術工芸の粋を尽くしたものであり、江戸時代初期における我が国の代表的建造物である。その名声は世界的なものであり、平成10年に輪王寺や二荒山神社とともに、「日光の社寺」として世界遺産に登録された。
○東西透塀 両下造、銅瓦葺。東透塀:延長四十三間、西透塀:延長四十四間
唐門の左右から延びて、本殿、石の間及び拝殿を囲繞する透塀で、東照宮において最も神聖な一廓を囲っている。
長押間の胴羽目に格狭間を設け、中に格子を組み花狭間を入れ、腰長押下には水鳥の彫刻、欄間には野鳥の彫刻を嵌めて極彩色を施し、腰及び内法長押に金箔地の上に密陀彩色で花菱繋ぎ文様を描いており、唐門と比して優美さを感じさせる。特に、格狭間の透しは格子が金箔地で、表面は緑青、厚みのところは朱塗としており、誠に鮮やかである。