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1951.06.09
【東照宮陽明門 附 旧天井板二枚】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(建造物)
- 種類:指定(国宝)
(とうしょうぐうようめいもん つけたり きゅうてんじょういたにまい)
●指定年月日
昭和26年6月9日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
JR・東武線日光駅から2㎞。駅から東武バス「表参道」下車。
●公開状況
公開(有料)
●所有者又は管理者
東照宮
●文化財概要
三間一戸楼門、入母屋造、四方軒唐破風付、銅瓦葺(寛永造営時は檜皮葺)、左右袖塀附。
江戸時代初期の工芸・装飾時術の粋を集め作られた、東照宮を代表する建築物である。その名称は朝廷から賜ったもので、上層の扁額は後水尾天皇の御宸筆である。1日中眺めていても見飽きない、日が暮れるのも忘れてしまうということから日暮門とも呼ばれる。
軸部は地紋彫りにして胡粉摺、組物廻りは黒漆塗で、彫刻その他は細密な極彩色を施し、金箔の使用も豊富で、配色のコントラストも素晴らしく、その装飾効果は抜群のものがあり、全ての工事が最高の技術と最良の材料、最上の工程によって成し遂げられた偉業である。建築様式は唐様であるが、四方に軒唐破風を設けてその型破りの破風を用い、花灯窓も思い切った新形にし、高欄の構成も平桁をぬきにして彫刻を入れ、特に儒教的人物彫刻を多く用いる等、その微に入り細にわたれば誠に日の暮れるを知らない程である。また、天井の中央間は墨画の竜が、左右の間は天女舞楽と迦陵頻伽が狩野探幽によって描かれている。
なお、年代を示す旧天井板が残されており、これを附とする。