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とちぎの文化財

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1941.04.09

【板石塔婆】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:佐野市
  • 区分:有形文化財(考古・歴史資料)
  • 種類:認定

(いたいしとうば)

●指定年月日

昭和16年4月9日指定

所在地

佐野市堀米町

アクセス方法

JR両毛線佐野駅徒歩15分東武佐野線堀米駅徒歩10分東北自動車道佐野インター車25分

公開状況  

 
事前連絡が必要

所有者又は管理者

一向寺

●文化財概要

 この板碑は現在の一向寺の西方約300mの土地から出土したという。表面上部には阿弥陀如来を中心に、観音・勢至の両菩薩が脇侍として美しく線刻されている。また周囲の枠には散り蓮華と、16文字の偈句が刻まれている。下方には宝篋印塔の宝珠と笠が刻まれていながら、その続きが欠けているので、残念ながら製作年代や造塔者を知ることができない。おそらく14世紀ごろ、当地に城館を構えていた豪族堀籠宮内左衛門有元と関係があろう。彼は元亨元年(1321)同じ堀籠郷の天宝寺(現天応寺)に梵鐘を寄進しているからである。
 複製品が佐野市郷土博物館に常設展示されている。