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1976.12.25
【栃窪の天念仏】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:鹿沼市
- 区分:無形民俗文化財
- 種類:選択
(とちくぼのてんねんぶつ)
●指定年月日
昭和51年12月25日指定
●所在地
●アクセス方法
JR鹿沼駅東武新鹿沼駅前「鳥居跡町」からバス「木喰堂」下車
●公開状況
管理者に連絡
●所有者又は管理者
●文化財概要
国選択無形民俗文化財
風雨順調・五穀豊穣を祈願する農民信仰に根ざした行事で仏式では「天念仏」、神式では「天祭」といわれます。
栃窪の天念仏は旧暦4月7、8、9日の3日間行われ、この種のものとしては最も初原的形態を伝える貴重な行事です。安永9年(1780)に木喰上人がこの地を訪れたときに伝えられたといわれますが、起源は明らかではありません。行事に先立ち「お沢入り」によって身を清めた4人の行人が、等持院の住職を迎え、薬師堂の境内に組み立てた天棚(車のない二層の屋台)の2階に、祭壇を設けて神・仏を勧請し、般若心経や呪文を唱えます。その後、囃子方の演奏にあわせ、行人が小精進(助行人)の若者たちとともに、天棚の周囲を念仏を唱えつつ、いわゆる「千度がけ」の行道を行います。行事の始めと終わりには「歌念仏」があり、これが1日数回刳り返して行われます。最後に「梵天」を君子神社に納めて行事が終わります。