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とちぎの文化財

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1932.03.25

【桜町陣屋跡】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:真岡市
  • 区分:記念物(史跡)
  • 種類:指定

(さくらまちじんやあと)

●指定年月日

昭和7年3月25日指定

所在地

真岡市物井

アクセス方法

真岡鉄道久下田駅より車利用約10分

公開状況  

公開
史跡公園として整備されている

所有者又は管理者

真岡市

●文化財概要

 小田原城主である大久保加賀守忠朝の三男教信が分家して、旗本であった宇津家を再興した。その際下野国桜町領にて4000石を知行し、元禄12年(1699)この地に陣屋を創設した。
 その後、五代教成にいたり、領内がすこぶる疲弊し、陣屋役所の頽廃も極度に達したため、財政改革・領地復興のために本家である小田原藩から依頼され、二宮金次郎が文政5年(1822)に赴任することになった。以来26年間、桜町陣屋を中心に活動し、桜町領の復興に成功した。
 陣屋は旗本宇津家の知行所三か村(物井・横田・東沼)4000石の統治のために、元禄12年(1699)創設され、明治4年(1871)に至る172年間の役所である。敷地構内は東西約90m、南北約109m、回字形で面積1.1ヘクタール余をはかる。内部には田畑、宅地、池、井戸、神社等がある。周辺に土塁をめぐらし、外周三方に堀が通じている。
 その後、二宮金次郎は日光神領の復興を命じられ、今市報徳役所にあって着々成果を上げたが、70歳で亡くなり、如来寺の墓地(現在の報徳二宮神社境内)に埋葬された。