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とちぎの文化財

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1958.08.29

【温泉神社石幢】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:那須塩原市
  • 区分:有形文化財(考古・歴史資料)
  • 種類:指定

(ゆぜんじんじゃせきどう)

●指定年月日

昭和33年8月29日指定

所在地

那須塩原市湯本塩原

アクセス方法

日塩もみじライン沿い。塩原温泉から車で15分。西那須野塩原インターから車で35分

公開状況  

公開
温泉神社境内の覆屋内

所有者又は管理者

新湯温泉神社

●文化財概要

 この石幢は奈良時代から湯治場として栄えた元湯の、旧元湯温泉神社に永正15年(1518)に建てられた。
 万治2年(1659)の地震による山津波が村を襲い、48軒あったとされる旅人宿、浴場、神社もほとんどが土砂に埋もれた。当時の領主であった宇都宮藩主、奥平忠昌は土砂に埋もれた元湯の復興に尽力し、まず正徳3年(1713)に温泉神社と円谷寺を新湯へ、温泉寺を高原へと移した。この時に境内にあった石幢も一緒に移設し、保存してきた。
 この石幢は、鎌倉時代から室町時代にかけて盛んであった地蔵信仰の供養塔で、逆蓮華の芝台座に円柱状の石を3個積み上げ、火袋には六地蔵が刻まれている。
 幢身中央部に「為一切聖霊色願主昌泉永正十五年四月吉日敬白」の印刻銘がある。