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1983.06.06
【渾天儀 寛文十年酒井忠直奉納 寛文九年 石原信由渾天儀倭字解写】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(考古・歴史資料)
- 種類:指定
(こんてんぎ かんぶんじゅうねんさかいただなおほうのう かんぶんくねん いしはらのぶよしこんてんぎわじかいしゃ)
●指定年月日
昭和58年6月6日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
●公開状況
公開(有料)
日光東照宮宝物館にて展示
●所有者又は管理者
東照宮
●文化財概要
(法量) 総高一〇九・三センチメートル 地平環 径七六・八センチメートル
この渾天儀は、小浜藩士石原信由(1619~1691)が京都の工人に命じて作製したもので、寛文九年(1669)12月、小浜藩主酒井忠直が幕府に献上し、翌寛文十年(1670)2月に日光東照宮に奉納された。
材質は銅製で、地平環、天経環などの各寛には金銀象嵌、七宝、蒔絵の技法を施し、天経環の如く、表名を三百六十五筋に分かつなど実用性格も示している。渾天儀の遺例は少なく、この渾天儀は伝来及び作成経緯の明らかな、現在遺品中最大なもので、わが国天文学研究上に注目される遺品である。