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とちぎの文化財

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1968.08.27

【磯上のヤマザクラ】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:大田原市
  • 区分:記念物(天然記念物)
  • 種類:指定

(いそがみのやまざくら)

●指定年月日

昭和43年8月27日指定

所在地

大田原市両郷中の苗

アクセス方法

 

公開状況  

公開

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

 樹高17m 目通周囲4.3m 枝張り東西20.3m 南北24.5m 推定樹齢300年
 バラ科の落葉高木であるヤマザクラは阿武隈山地以南の平地から山地に分布し、ソメイヨシノと異なり、樹齢300年以上になっても元気に花をつけるものが多い。本県では主として山地に自生し、ソメイヨシノよりも一週間ほどおくれて開花する。
 この木は大田原市(旧黒羽町)両郷の磯上から八溝山への登り口にあたる一の烏居の立つ右横の小高い所にある。幹の下部の表面は左巻によじれており、木肌は縦にさけている。地上4mで枝は二つに分かれ、その一本はすぐ上でさらに二本となり、次々と枝を分かち、全体としては傘状にひろがる。花は白花中輪で、四月二〇頃の花時には美観である。若葉は表面に微毛がある。おそらく県内第一のヤマザクラの巨木であり、堂々とした風格がある。