SEARCH
文化財検索
1950.08.29
【紙本墨書 日光山滝尾建立草創日記】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(書跡)
- 種類:指定
(しほんぼくしょ にっこうさんたきのおこんりゅうそうそうにっき)
●指定年月日
昭和25年8月29日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
輪王寺
●文化財概要
縦29.8センチ 全長229.8センチ
本書は、二荒山神社の別宮滝尾権現の縁起を記したもので、天長2年(825)勝道上人の遺弟道珍自記の旨の奥書があるが、実はその成立は鎌倉初期にあるもののようである。しかし社寺の草創記中わが国最古の写本に属し、注目すべきものである。
もと滝尾別所に伝来したが、応永年間(1410頃)盗難にあい出羽国竜赤寺(立石寺)に持ち去られ、永享8年(1436)また滝尾社に返還されたことが奥書に記されている。なお、寛正4年(1463)・寛永21年(1644)・延宝4年(1676)等に修理が行われたことが追記されている。