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とちぎの文化財

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1942.05.30

【紙本墨書 渡辺家三文裏銭文由緒記 附 銀銭】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:宇都宮市
  • 区分:有形文化財(書跡)
  • 種類:認定

(しほんぼくしょわたなべけさんもんうらせんもんゆいしょきつけたりぎんせん)

●指定年月日

昭和17年5月30日指定

所在地

宇都宮市昭和

アクセス方法

東武宇都宮駅から徒歩10分

公開状況  

 
上野記念館にて公開あり(要確認)

所有者又は管理者

学校法人 宇都宮学園

●文化財概要

元亀元年(1570)近江国姉川の合戦において、渡辺山城守茂は戦功があり、徳川家康は織田信長より賜った銀銭三文を恩賞として更に山城守茂に与えた。後裔渡辺家は代々相伝えて、銀銭を家宝として所蔵していた。この銀銭三文裏銭の由緒記が、銀銭と共に重要美術品として指定された主な理由は、この筆者が渡辺茂右衛門馮(戸田茂睡)であるによる。戸田茂睡(1625~1706)は渡辺山城守茂の子孫であり、故あって父渡辺監物忠と黒羽に来て成人し、後に江戸に出て伯父戸田政次に身を寄せ、戸田恭光と称した。法名は茂睡。戸田茂睡は学問に専念し大成し、特に歌学に造詣深く、その革新を唱え、近世歌学の魁をなした。また歌人としても名がある。著者も多く、その主なるものに「紫の一本」「梨本集」「梨本書」「百人一首雑談」「鳥の迹」「隠家百首」「鳥の迹後集新歌さゞれ石」などがある。