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1970.02.13
【紙本墨画 南無観世音菩薩像】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:さくら市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(しほんぼくがなむかんぜおんぼさつぞう)
●指定年月日
昭和45年2月13日指定
●所在地
さくら市氏家
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
衆生の願いを直ちに救済する大慈・大悲の南無観世音菩薩の立像である。そのためか、右斜め前を向き、救い仏らしく、天上界から地上界を見下ろすように伏し目がちに描かれている。菩薩は釈尊が悟りを開く前の王子を象徴するため、蓮の花のつぼみを持つが、本像の左手には蓮を差す花瓶を持たせることによって、象徴している。観音は仏画家寛方の生涯心技研鑚の原点であった。寛方の線描のたしかさ、品格が水墨にひそむ神秘さをただよわせている。