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1978.06.02
【紙本墨画 夏山水図】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:さくら市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(しほんぼくがなつさんすいず)
●指定年月日
昭和53年6月2日指定
●所在地
さくら市喜連川
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有

●文化財概要
二本の古い松の木を中央にして左右に近い山の景がある。左の方の前面に琴をかついだ男の子供のしもべが道を急いでいる。松の木のそばの橋の上には二人の文人の姿がみられる。橋の下を流れた川は滝になっている。
橋の上から見上げる山は垂直にそびえ、松の木は枝張りを競っている。山頂の建物の周りには牧陵独特の松の木が描かれている。
左右の山の谷あいの先には湖が開けて舟が浮かび、湖のほとりには旗を立てた茶店が人を待っている。大きな作品であるが構成がしっかりしており、樹木、人物の描き方もたいへん巧みである。この一幅の絵を掲げれば、きよくさわやかな気分が部屋中にいっぱいになることであろう。
牧野牧陵 筆
寸法 縦179cm
横98cm
