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とちぎの文化財

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1980.09.19

【紙本淡彩 草雲自画像】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(しほんたんさいそううんじがぞう)

●指定年月日

昭和55年9月19日指定

所在地

足利市通

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

個人所有

●文化財概要

三幅とも草雲の風貌と精神を無造作に表現している。その描線は流暢で自画像を生気あるものにしている。その描線は流暢で自画像を生気あるものにしている。
 草雲酸味之図 縦33.5cm 横24.0cm
 「三聖酢を味う」の故事を念頭においての自画像であると思われる。細い線を用いてユーモラスに画いている。左上の「草雲酸味之像」の自賛がある。
 草雲老人自画像 縦26.7cm 横24.2cm
 眉を心持ちしかめ、両眼を大きく見開き、鼻孔をふくらませ、口を固く結んでいる。広い額、太いくび、頑健、偉丈夫の風貌である。「もし我を恋ふものあらば是を見よ、三国一の色男なり」「草雲老人自画像」の自賛がある。
 草雲陀仏自画像 縦 27.8cm 横32.0cm
 半裸で瓔珞をかけ、筆硯紙墨を前にして胡座をかいている。頭髪は少なく年老いているが肉体は強靭に見える。背後に頭光を画き「草雲陀佛自画」と自賛した戯画である。