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1963.11.01
【紙本淡彩 蝦夷真景絵巻】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:佐野市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(しほんたんさい えぞしんけいえまき)
●指定年月日
昭和38年11月1日指定
●所在地
佐野市葛生西
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
田崎草雲筆、長さ1,227㎝、幅15.8㎝
本絵巻は、4丈有余という希に見る長巻であるとともに、そこに描かれたアイヌ部落と、アイヌの生活の真景は歴史資料として貴重なものである。一方、絵画として眺めても、草雲42歳、南画家としての手腕の確立した時代の作品であって見事な出来栄えである。この絵画は、安政2年に草雲が模写したものであることが巻末に記されている。
なお、巻頭には草雲の遺友、木村洞北識としてつぎのような意味のことが書き添えられている。維新の際、函館府判事(後年北海道庁長)に任ぜられた松浦武四郎(号北海)は、蝦夷の地を探索したが日頃詩画をよくしたところから、蝦夷の地をつぶさに写生した。草雲と親交があったところから、その写生を草雲に依頼した。