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とちぎの文化財

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1950.08.29

【紙本著色 東照宮縁起 探幽筆】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(しほんちゃくしょく とうしょうぐうえんぎ たんゆうひつ)

●指定年月日

昭和25年8月29日指定

所在地

日光市山内

アクセス方法

 

公開状況  

公開(有料)
東照宮宝物館で公開(有料)

所有者又は管理者

東照宮

●文化財概要

 徳川家康の生誕から日光埋葬までの一代記で、家光が祖父家康に対する思慕崇拝により作られたもので、天海僧正の起草・青蓮院宮尊純法親王の書、寛永16年(1639)11月その選完了、翌年4月画巻成って神廟に奉納された。
 探幽が精魂をこめたもので、金泥の地の上に大和絵の描法を以って、人物・山水等を描いているが「釈迦堂縁起」「当麻寺縁起」「平家物語絵巻」等が参考にされていることは、その形式・内容の近似から推定される。詞書は後水尾上皇その他の親王摂家である。
 第一巻 立願・霊夢・誕生・因池・小牧陣
 第二巻 関原・参内・駿河光・大阪陣・国宣下
 第三巻 他界・久能山・日光道行・勧請山菅橋・勝道上人
 第四巻 鶴・祭礼・法事・朝鮮人・奥院・
 第五巻 中禅寺・華厳滝
絵巻の体裁は料紙鳥の子、金襴の表紙に「東照宮縁起」と織出し、内題に墨書して「東照大権現縁起」とある。跋は天海大僧正である。