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1962.02.06
【絹本墨画淡彩 深巌濺瀑図】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:宇都宮市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(けんぽんぼくしょしんごんせんばくず)
●指定年月日
昭和37年2月6日指定
●所在地
宇都宮市北一の沢町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
童僕を従えて山路を登り来った一高士の前面に空間が開け、見上ぐる岩壁から直下した瀑布は、そのまましばし岩盤を走り、再び数条の滝となって断崖を落下している。それは見る人に戦慄を与える瀑布ではなくして、その形の美しさに我を忘れさせるような滝である。岩壁から滝を覗いている樹木、滝壷を掩うている樹木、何れも年古りたる風情であるり、控え目に描かれてはいるが、訴えるところは大きい。中央に立ちふさがった岩山を殆ど裸に残したことは、中景を一際引立て、全景を大きくするに役立った。黒色濃淡の諧調も。