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1962.08.07
【絹本墨画淡彩 万横香雲図】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(けんほんぼくがたんさいばんおうこううんず)
●指定年月日
昭和37年8月7日指定
●所在地
足利市八幡町
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
田崎草雲筆、たて161.5㎝、よこ70.5㎝
大幅であるとともに傑作である。草雲76~77歳頃の画で南画の境地を得た作品である。近景中央に屋あり、三隠士の姿を見る。山湖を囲んで左右高からぬ山が並ぶ。山湖の左方はるかに剣を立てたような特異な山が、白雲を被って並ぶ積雪の中から顔を出している。笹の線は一際鮮やかである。近景の岩上の竹に添った数株の梅は、香雲漂う息吹を感じさせる。雪景色の黒い水面にも、一条のほの白さが流れている空を描くうす雲の側筆は、堂に入って妙味の尽きないものがある。草雲山水画中の一品である。