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とちぎの文化財

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1965.01.26

【絹本著色 五大明王像】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:足利市
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(けんぽんちゃくしょくごだいみょうおうぞう)

●指定年月日

昭和40年1月26日指定

所在地

足利市小俣町

アクセス方法

JR小俣駅から徒歩約20分

公開状況  

非公開

所有者又は管理者

鶏足寺

●文化財概要

不動明王を中心として降三世、軍荼利、大威徳、金剛夜叉の四明王を、東西南北に配した図像である。中央の不動は両眼を大きく見開き磐石の上に坐した古様で表現されている。牙も下出らしいが明らかではない。総髪の頂上には胡粉にて八葉蓮を描く。水波三条、髪の端は左肩上に垂れる。右手に剣、左手に索、眼には朱を入れている。カルラ焔の表現形式と焔の朱色とは地獄草紙にみるものと同様である。大威徳明王の乗っている牛の姿もよいが乗って明王の安定感は見事である。金剛夜叉の面部は画面がいたんでいて不明である。左右の脚下に女人を踏まえた三面六臂の隆三世の牙をむいた忿怒形にはどっしりとした力が感ぜられる。合掌して苦痛に耐えている女人の顔は写実に過ぎて画面全体のおおらかさを害している。軍荼利の右膝等に打込式描線が用いられることが注意される。各明王を通じ描線はかなり流暢であり彩色は重厚である。