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1959.11.27
【絹本著色 秋山図】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(絵画)
- 種類:指定
(けんぽんちゃくしょく しゅうざんず)
●指定年月日
昭和34年11月27日指定
●所在地
足利市緑町2丁目 草雲美術館
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
個人所有
●文化財概要
縦158.0cm 横56.0cm
田崎 草雲筆
明治15年(1882)第1回内国絵画共進会で「春山暁靄図」とともに得宜の印を受けた「秋山晩暉図」と同じ構図の作品で、湖畔に秋の日が暮れようとしている。枯れ芦の中から立昇る夕もやは、微風に送られて数株のハゼの樹幹をよぎり、山腹へと広がっていく。群鴉もねぐらへ飛びたっている。夜のとばりのおりる前の数刻の、残照に映える紅葉の山の美を筆者は印象深くとらえた。それは甘美にして哀愁を含んだ抒情詩の世界である。四条、土佐、狩野、大和絵などを多様に吸収した草雲の画才を物語る一幅である。68歳頃の作。