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とちぎの文化財

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1979.04.24

【絹本著色 鮎魚遡漲水之図】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:茂木町
  • 区分:有形文化財(絵画)
  • 種類:指定

(けんぽんちゃくしょくあゆぎょちょうすいをさかのぼるのず)

●指定年月日

昭和54年4月24日指定

所在地

茂木町茂木

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

茂木町

●文化財概要

作者●島崎雲圃(1730~1805)仕様●縦98㎝、横145cm、幅仕立 年代●寛政年間(1789)「寛政己茜季秋」の銘あり この絵は、早瀬をさかのぼる鮎の群れを描いたもので、波間を遡上する姿態を的確に軽快に生気を示して表現され、画趣清淡、涼風を覚える感がある。60才時の作で、没骨の画法で描かれている。没骨法とは輪郭線を用いず水墨や彩色で物を形づくる方法で、雲圃は没骨の画法を人物画に応用した業績で知られる。雲圃は、近江日野の商人島崎利兵衛(元禄16年茂木町に酒造業を興す)の3代目で、絵を近江日野の高田敬輔に学ぶ。雲圃は文化2年(1805)75才で没したが、日野には友人の儒者立原翠軒の撰による碑が建てられている。