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とちぎの文化財

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2008.03.13

【野州麻の生産用具】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:宇都宮市
  • 区分:有形民俗文化財
  • 種類:指定

(やしゅうあさのせいさんようぐ)

●指定年月日

平成20年3月13日指定

所在地

宇都宮市睦町 栃木県立博物館

アクセス方法

JR宇都宮駅からバス15分

公開状況  

公開(有料)

所有者又は管理者

栃木県

●文化財概要

本文化財は、鹿沼市とその周辺部にあたる安蘇、都賀地方の人々が江戸時代以来麻の生産に用いてきた堆肥まき用具、堆肥を運んだテゴ、麻の種まきに用いたハシュキ(播種器)、抜いた麻の根を切り落としたアサキリボウチョウなどの栽培に用いられた用具類と、麻を水に浸けて発酵を促したオブネ、麻の繊維を取り出す作業で用いたアサヒキバコ、アサヒキダイなどの収穫した麻を繊維に加工する過程で用いた用具類などを収拾したものである。
 これらの資料は、日本の代表的な麻の生産地である鹿沼市とその周辺における麻生産の実態を示すとともに、日本における植物性繊維の生産・利用の変遷を知る上で重要な資料となっており、貴重である。