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とちぎの文化財

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1950.08.29

【金銅阿弥陀如来立像 文永四年在銘】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:那須町
  • 区分:有形文化財(彫刻)
  • 種類:指定

(こんどうあみだにょらいりつぞう ぶんえいよねんざいめい)

●指定年月日

昭和25年8月29日指定

所在地

那須郡那須町伊王野

アクセス方法

東北本線黒田原駅より東野バス(1日4本のみ)。黒磯駅から約9㎞

公開状況  

公開
年1回4月17日

所有者又は管理者

専称寺

●文化財概要

 専称寺(伊王野氏の菩提寺)に伝わる本尊である。本仏像は、善光寺式とよばれる一光三尊(三つの仏像に一つの光背)の主尊、阿弥陀如来立像である。金銅仏で高さは48㎝ある。顔は整って美しく、金箔も制作当時の金色を今に伝えている。
 背銘は、
  下野国北条郡那須庄伊王野郷
   文永四年丁卯五月 日
      佛師 藤原光高
   願主 左衛門尉藤原資長也       
 とあり、鎌倉時代の文永4年(1267)5月、藤原光高という仏師によって制作されたことがわかる。
 願主左衛門尉藤原資長というのは、那須資長のことで、那須家の総領となった頼資の次男で、伊王野家の祖である 。

 なお、脇侍の金銅 勢至菩薩立像(写真左)は県指定有形文化財となっている。