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とちぎの文化財

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1955.06.22

【鉄錫杖 伝 勝道上人所用】

  • 文化財種類:国指定等文化財
  • 市区町村:日光市
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(てつしゃくじょう でん しょうどうしょうにんしょよう)

●指定年月日

昭和30年6月22日指定

所在地

日光市山内

アクセス方法

 

公開状況  

 

所有者又は管理者

輪王寺

●文化財概要

全長149.2センチ 輪径12.4センチ
総体鍛鉄製の錫杖で、輪頂から石突きにいたるまで完存している。杖頭は相輪状の鈕を付した宝瓶型に作り、そのやや下よりから宝珠形の輪を付している。この輪の頂も杖頭同様の宝瓶形に作り、その末端は蕨手状にまるめている。後世の錫杖には、この蕨手状にも宝瓶や、仏像をおくものが多いがこの錫杖には、そのような拵は全くない。なお、輪には遊鐶6個がついており、杖部には2個所に鐶状の節を作っている。
勝道上人所用の錫杖と伝えられるが、装飾的なものは少しもなく、錫杖本来の形態を示す遺品であり、その健康な形姿は修験道の用具にふさわしいものであり、その頃の遺品と推察される。