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1958.04.25
【銅製華鬘】
- 文化財種類:県指定等文化財
- 市区町村:栃木市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(どうせいけまん)
●指定年月日
昭和33年4月25日指定
●所在地
●アクセス方法
JR両毛線岩舟駅より車で10分
●公開状況
公開
●所有者又は管理者
大慈寺
●文化財概要
華鬘は、インドにおいて生花を紐にして首にかける服飾品であったが、わが国や中国では、仏堂の内陣長押にかけて仏前を荘厳にする室内装飾になった。
形式も花輪をかたどったものや、花鳥・天女を団扇形のような薄い板状の面に彫り透かし、色彩豊かに描いたり、紐を結んだ形のものなど多種多様なものがあり、古くは革・木製等もあったが、後には全銅製が多くつくられるようになった。
この華鬘は、鍍金を施した銅の打物で二枚とも同形で、団扇形の面全体に蓮華唐花文の透彫を施し、環台の内部上方から総画結びの紐が下端まで垂れ下り、下った紐の間の中央部には、三葉葵文を飾り表裏両面左右には、蓮華座上の月輪内に種子(梵字)を厚肉であらわしている。環の外周上部には、吊り下げるための金具である猪の目透しのある環台をとりつけ、下には瓔珞をつけるための小さな環があるが、瓔珞は失われている。