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とちぎの文化財

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1957.08.30

【銅製鰐口(天正)】

  • 文化財種類:県指定等文化財
  • 市区町村:大田原市
  • 区分:有形文化財(工芸品)
  • 種類:指定

(どうせいわにぐち(てんしょう))

●指定年月日

昭和32年8月30日指定

所在地

大田原市南金丸

アクセス方法

 

公開状況  

非公開

所有者又は管理者

那須神社

●文化財概要


 直径54.6センチメートル、重量7.87キログラム。
 鋳銅製のやや大型の鰐口で、二条の紐で撞座の周囲をくくり、その外側を二条、周縁部に一条のそれぞれ紐をめぐらしている。肩の左右には釣鐶の耳がついており、中央の左右には、斜め上に向けて目が長く突き出ている。
 全面に鍍金を施した優美なもので、両面に銘文があり、これにより天正五年(1577)八月一五日黒羽城主大関高増とその子清増が、社殿改築の際奉納したものである。銘は下記のとおり。

 表 天正五年(1577)丙子八月十五日
    奉納八幡宮鰐口 大工塙外記
 裏 大旦那大関美作守高増同弥十郎清増
    下野国那須庄福原郷小泉出雲守