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1950.08.29
【銅鋺】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:日光市
- 区分:有形文化財(考古・歴史資料)
- 種類:指定
(どうわん)
●指定年月日
昭和25年8月29日指定
●所在地
日光市山内
●アクセス方法
●公開状況
●所有者又は管理者
輪王寺
●文化財概要
1口 口径15.3センチ 高さ4.3センチ
青銅製の丈の低い仏供鋺である。その外側に刻まれた銘文により、南北朝時代の延元元年(1336)6月30日に道賢が彦三郎入道につくらせて、これを日光中禅寺に寄進した10個のうちの1つであることがわかる。また、この文中には後醍醐天皇の「還城再位」(ふたたび皇位につく)を祈念しているばかりでなく、「後醍醐」という御名は、崩御されてからの謚でなく、御自身が御生前から使っておられたことを示しており、南北朝時代の重要な歴史的事実を記しているものであり、記録文書の欠を補う価値の高いものである。