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1953.03.31
【鋳銅梅竹文透釣灯篭】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:佐野市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(ちゅうどうばいちくもんすかしつりどうろう)
●指定年月日
昭和28年3月31日指定
●所在地
佐野市富岡町
●アクセス方法
JR両毛線佐野駅徒歩20分東武佐野線佐野市駅徒歩15分東北自動車道佐野インター車25分
●公開状況
非公開
佐野市郷土博物館寄託(要連絡)
●所有者又は管理者
引地山観音堂
●文化財概要
銘文は笠の上面中央より、放射状に8行、64文字が刻まれており、戦乱の世であった天文14年(1545)藤原宣経が子孫繁栄と人々の安全福寿を祈願し奉納したことがわかる。火袋が円筒形で、笠および台座の六角形に合わせて6面に分けられ、それぞれに竹と梅の透し模様で鋳ている。本来、火袋の扉を除いて一鋳になるものであるが、扉と台下の猫足が後世補修されている。この製法は蝋型鋳造によるが、その技術は極めて優れている。
これと同形式の灯籠が2個現存する。いずれも千葉県内の寺で、天文19年(1550)千葉寺(現東京国立博物館蔵)と天文21年(1552)尊光院(現大阪・萬野美術館蔵)であり、天明鋳物師の作であろうと言われている。