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1986.06.06
【鍋島色絵岩牡丹文大皿】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:足利市
- 区分:有形文化財(工芸品)
- 種類:指定
(なべしまいろえいわぼたんもんおおざら)
●指定年月日
昭和61年6月6日指定
●所在地
●アクセス方法
JR富田駅から徒歩約10分
●公開状況
公開
●所有者又は管理者
栗田美術館
●文化財概要
高さ8.2㎝ 径31㎝
鍋島焼は江戸時代初期から肥前(佐賀県)の鍋島藩御用窯で造られた磁器であるが、特に色絵磁器は皿類を主とし、技術的にわが国でも最も水準の高いものが制作された。本品は見込みがやや深く、腰から口縁にかけて張りのある曲線を描き、高台は高めで、いわゆる木盃形の尺皿である。文様の図は、深鉢に石を据え、紅白の牡丹とその背後に薔薇の木を描いている。皿裏にも染付による薔薇折枝文が三方に配されている。その見事な焼成は、鍋島最盛期を代表するものの一つであろう。