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2023.03.20
【烏山城跡】
- 文化財種類:国指定等文化財
- 市区町村:那須烏山市
- 区分:記念物(史跡)
- 種類:指定
(からすやまじょうあと)
●指定年月日
令和5年3月20日指定
●所在地
那須烏山市城山 ほか
●アクセス方法
JR烏山駅から車で約10分
●公開状況
公開
●所有者又は管理者
那須烏山市 ほか
●文化財概要
烏山城跡は、那須烏山市の中心部、那珂川右岸に連なる喜連川丘陵の一支脈上に位置し、標高206mの八高山の頂部と、それに連なる丘陵や斜面を利用して築かれた戦国時代から江戸時代にかけての山城跡である。
戦国時代の史料から、烏山城が那須氏の本拠であったことや、佐竹氏や宇都宮氏などの周辺大名による度重なる侵攻をすべて撃退するなど、堅固さを誇ったことが知られる。天正18(1590)年の那須氏の改易以降、享保10(1725)年に大久保氏が移封されるまでの間、目まぐるしく城主の交代がなされるが、その間に記された史料や絵図から、城の構造の変遷が窺われ、そのことは那須烏山市教育委員会による発掘調査でも裏付けられた。
保存状態も極めて良好であり、戦国時代から江戸時代にかけての、城館の形態と変遷や築城技術を知る上で重要であるとともに、戦国時代の山城が有していた政務機能や領主や家臣団の生活の場としての機能が、江戸時代に山麓部へと移動する様子が縄張りの変化とともに理解することができることも重要である。